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ビジネスを成功に導く海外の名言を脳科学業績コンサルタントが解説!


まとめ


中国の諺「戦場の庭師より、庭の戦士の方がいい」はビジネスにおいても有効です。経営者や自営業にはアップダウンの激しさに対応するタフさ、メンタルの強さと野心が必要です。


野獣が自制心を学ぶようにアグレッシブで野心的な人は自制することで、目標に向かって行動を続け成功を目指すことができます。一方で野心のない人は自制心を持っても経営者としては向いていません。


また、起業家にとって完璧主義よりも行動と失敗の回転率の方が重要です。完璧主義に固執していると発売が遅れて競合他社に先を越されることもあります。スタートアップは破壊的なイノベーションを追求し、大企業の弱点をつき差別化を図ることで成長を目指すことが重要です。


ビジネスをする上でタフさは必須〜中国のことわざ〜



中国にこんな諺があります。


‘It is better to be a warrior in a garden, than a gardener in war.’

「戦場の庭師より、庭の戦士の方がいい」


どういう意味かというと、戦場に庭師を送り込んでもほとんど役に立たないか無駄死にするが、元々戦士だった人が庭師をしている場合は緊急事態でも役に立つということです。


ビジネスでも同じことが言えます。経営者や自営業とはタフさが要求されるため、アップダウンの激しさについていけるメンタルの強さや野心の高さが必要になります。


野獣が自制心を学ぶほうが、ずっと弱いままよりは良い



目標も夢もない人と、アグレッシブで無情なまでに野心的な人とではどちらが良いかと言えば、後者であると言えます。


アグレッシブで野獣のような人は自制する術を学ぶことさえできれば社会で成功するまで地道に目標に近づくための行動を取り続けます。


しかし、野心の無い状態から自制心を持ったとしても経営者としては向いていません。従業員としては良いかもしれませんが、独立して起業するには要素が十分だとは言えません。


新商品のローンチタイミングに関して



続いては起業してからローンチまでに関しての名言です。


‘If you're not embarrassed by the first version of your product, you’ve launched too late.’

「最初のバージョンのローンチで恥ずかしくなければ、それは発売が遅すぎたことを意味する」


これはつまり、納得行くまで完璧に仕上げてから発売した場合、それはすでに時間をかけすぎているということになります。不安から細かいところまで修正を加え続けて、発売を先延ばししている間にライバルが先に商品を出しています。


十分ではないと思える商品を作った場合、もしかしたら自分はそれを公開するのをためらうかもしれません。しかし、ライバルはあなたが覚悟を決めるまで発売を待ってはくれません。


もちろん、これはスタートアップでの話であって大企業になってくると破壊的なイノベーションよりも持続的なイノベーションで安全に進める傾向にあります。


スタートアップは破壊的なイノベーションをすることで大企業の弱点に揺さぶりをかけてスピード感と差別化と絞り込みで一点突破を目指します。


「NHKをぶっ壊す!」などワンイシューによる当選を果たす議員のイメージに近いですね。非常に少数から熱烈な応援を受けて、そこから少しずつシェアを拡大するのが一般的な成長曲線です。


完璧主義 VS 行動回数



完璧主義か、行動と失敗の回転率かのどちらかしか選べないとなった場合、後者が正解であると言えます。実際、起業家で廃業に追い込まれる人は完璧主義傾向が多いことが分かっています。


もちろん、凄まじいスピード感と完璧主義がマッチしているのであれば言うことなしですが、どちらか一方だけの場合はスピード感のある人が競争に勝ち残ります。


結局ライバルは待ってはくれない、あなたが完成するまで見守ってはくれないと言うのは一番の原因です。ライバルからすれば、完璧主義の職人気質の起業家を見つけたらその時点で勝ちを確信しています。


適材適所を無視した教育の弊害



最後の名言は、資質を無視した教育による弊害に関するものです。


‘Everyone is a genius. But if you judge a fish by its ability to climb a tree, it will live its whole life believing that it is stupid.’


誰もが天才である。しかし、木に登れるかどうかで魚を判断すると、魚は一生、自分は愚かだと信じて生きていくことになる。


これはつまり、魚に対して「どうしてお前は木登りができないんだ、みんなできているぞ!こんなにも教えてやってるのになんて物覚えが悪いんだ!」と叱咤激励したところで、木登りは魚に無理なものは無理だと言うことです。


このような失敗体験ばかりを繰り返していると、その魚は自分が無能であると信じて疑わないのでチャレンジ精神も行動力もなくなります。


どうすればそれを予防できるのでしょうか?


ミスマッチを予防して適材適所を目指す



この魚はどうすればよかったのでしょうか?一番望ましいのは、とにかくいろんなことを試してみることです。色々と試すことで、自分の向き不向きが少しずつ分かってきます。


初めからいきなり理想的な職場やパートナーを見つけられません。結局ここでも行動の多さが物を言います。完璧主義であったり、失敗への不安から挑戦を先伸ばしすることがあると間違いなくライバルに先越されます。


失敗することを前提とした計画と行動を意識することができれば、一気に人は成長します。


そこで自分のミスマッチや適材適所が見えてくるので、補佐的に適性検査なども受けてみて自分の特性を人生設計に活かすのも良いです。


まずは行動あるのみ。そこからデータを集めていきましょう。


色々と試すことで自分にあった環境を見つけられる



もちろん、どんなことでもある程度は頑張り続けることで慣れてきて、スキルとして学習することで上手になってきます。


環境を改善し、マニュアルや研修を通して能力開発をすることである程度はどんなことでもできるようにはなります。しかし、向き不向きがあることもまた確かです。


スライドの例のように、魚に木登りを覚えさせることにリソースを割くよりも、遊泳のスキルを伸ばすことにリソースを割いた方がリターンが大きいことが分かります。つまり、才能にあった作業に当たって、環境を改善し、能力開発をすることができれば一番の理想であると言えます。


しかし、その才能にあった作業も結局はいろんなことに挑戦した結果見つけているわけですから、挑戦と行動回転率にはこだわっていきましょう。


従業員の士気を高めたい場合は従業員の研修がおすすめです。


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