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リーダーに相応しい理想的な性格をもった人は一体どんな人?脳科学業績コンサルタントが解説

更新日:2023年5月3日




まとめ


リーダーとして高い効果を発揮しやすい性格は「勤勉な人」「外向性が高い人」「メンタルが安定している人」「協調性がある人」「好奇心が高い人」であることが分かりました。これらの逆の性格を持っている場合、一番近いとされているのは「境界性パーソナリティ症」であるため、人材選びは慎重になる必要があります。


うっかり、間違った性格判断テストを使って適任ではない人を高く評価してしまうことがあると企業に対して効果的な人材選びができないだけでなく、本来なら適任だった人が追いやられる訳ですから企業にとっても人材にとっても二重の意味で良いことはありません。


適切な方法で従業員の生産性を評価したい場合は、リーダー外注がおすすめです。


MBTIやRIASECは違法ではないが、効果は無い



リーダーに相応しい、チームの成果を挙げられる性格をもった人に関して科学ではどこまで分かっているのでしょうか?


世の中には様々な性格適性テストが存在します。有名な物をあげるとすれば、マイヤーズ・ブリッグス性格診断テスト(MBTI)やホランドの六角形(RIASEC)などが良く使われています。


しかし残念ながら、この二つの性格判断は科学の分野では効果がないか低いということは専門家たちの間でも周知の事実です。ところが、一部の日本企業を含め世界中では現在進行形で効果のない検査を使って誤った判断をつづけている状況にあります。


間違った方法で適性検査をして人材の将来性を判断するのは、法的には何も問題ありません。花占いや血液型占いと変わらないレベルの信憑性で意思決定をするのでは、ベストな決断を下せているとは言い難いです。


法的に問題は無いものの、倫理的には問題です。なぜなら、正しくない評価方法を使って誤った判断を下す訳ですから、適切な評価がされず部下としては決して気持ちの良いものではありません。


ちなみに、ストレングスファインダーでも同様のことは言えます。先ほどのMBTIやRIASECは科学者による査読を受けているだけまだ誠実であると言えます。ストレングスファインダーに関して言えば手続きが公開されていませんので査読すら済んでいないブラックボックスとなります。


上記の性格判断ツールのメリットを挙げるとしたら、それを題材にチームでディスカッションをして親睦を深めることに使えるかもしれません。ただ、そのメリットは正しい検査方法でも同じことが言えます。


では、正しい方法とは一体何になるのでしょうか?


BIG5:人の性格は5つに分類できる



最適なリーダーの条件を知る前に、そもそも性格を判断するための心理検査を作成する必要があります。


どのように作成するのかというと、まず英語に存在する性格や行動を表すあらゆる単語をリストアップします。それらの単語の類似性などで分析すると、大体5つのグループにまとめられることが分かります。


この5つを「Five Factor Model」あるいは「BIG5」と呼びます。


この五つが人間の性格や行動を表す最もベーシックで根源的なカテゴリーであると言えます。


それぞれ五つとリーダーシップの相関関係とは?



この五つは「メンタルの安定性」「外向性」「勤勉性」「協調性」「好奇心」で表せられます。これらの強弱や組み合わせがどのような行動や価値観につながるのかを世界規模で数多くの検査が行われました。


その結果、「BIG5」では人の性格だけでなく、取る行動、持つ価値観、最終学歴、年収の高さ、幸福度の高さ、犯罪性のリスク、親からの遺伝率、環境による変化、精神疾患のリスクなど数多くの謎に関して多くの説明がつけられることが分かります。そのうちの一つに当然、リーダーシップも含まれています。


リーダーシップに関して最も関連する性格特性はどれでしょうか?ランキング形式でまとめると次の通りです。高い順に並べてあります。


  1. 勤勉性:達成動機の強さ、自己効力感の高さ、生産性と効率の高さが強み

  2. 外向性:堂々と毅然とした立ち振る舞い、注目を浴びても平気、ポジティブさ強み

  3. メンタルの安定性:物怖じせず、自己評価が高く、誘惑に負けないことが強み

  4. 好奇心:多様な価値観、新しい視点、美的な視点、知的好奇心が強み

  5. 協調性:弱者へのケア、相手への共感、利他的な行動が強み


この順に効果的なリーダーとしての素質が高いことが分かりました。


しかし、そこからさらに調べるともっと予測能力の高い性格が見つかりました。


BIG2:5つの性格特性はさらに二つにまとめられる



先ほどのBIG5を個別に見て行きましたが、組み合わせることはできないのでしょうか?


例えば、ツートップである勤勉性(0.19)と外向性(0.17)の両方が高い人は、0.19+0.17=0.36と数字も合計されるのでしょうか?実際はそうではありません。


実は、BIG5はお互いにある程度は相関しています。つまりオーバーラップしているということになります。オーバーラップしてるということは、単純な足し算にはなりません。オーバーラップしていないところだけを足すので、実際は少しだけ増えます。


このオーバーラップを考慮して計算した結果、BIG5でも特に良く似ている物同士をくっつけることでBIG2にまでまとめられることが分かりました。


それぞれの特徴は以下の通りです。


運用型:状況を安定させる、ルーティンを運用する行動が多い性格特性。r=0.19

開発型:新しい土地を探す、新しい解決策を見つけることが多い性格特性。r=0.18


ほとんど数字が変わらないことから、かなりオーバーラップしていることが分かります。


ここからさらに大胆に、一つにまとめてしまうとどうなるのか見てみましょう。


BIG1:最終的に一つにまとめることができる



運用型と開発型もある程度はオーバーラップしているので、これをさらにくっつけます。最終的に一つになりました。これをgeneral factor of personalityと呼びましょう。


一見するとこれのメリットが良くわからないかもしれません。


せっかく分類した性格をまた一つにまとめたら、どんな性格の人がリーダーにふさわしいのか分からなくなると思うかもしれませんが、それは間違いです。


実際は「知的好奇心が高い人、勤勉性が高い人、外向性が高い人、協調性が高い人、神経質性が安定している人」がリーダーにふさわしいという、望ましい性格のテンプレートが出来ていることを表しています。


つまり、「これがリーダーに向いている最強の性格特性の組み合わせであり、”答え”だからデフォルトとしてこれだけは最低限は覚えとけよ」ということです。


正反対の性格をみてみると「伝統的な人、衝動的な人、内向的な人、攻撃的な人、メンタルが不安定な人」なので、これだけみてみると確かにリーダーには相応しくなさそうに思えます。


リーダーシップの脳科学


先ほどの性格特性に関して、脳科学はどこまで解明できているのでしょうか?


実は、それぞれの性格特性と関連する脳の部位はある程度判明しています。これにより、どこが障害されているかでどんな性格や行動が目立つかある程度予測できるかもしれません。


交通事故やひどい脳震盪によって人格が変わってしまうことはあるかもしれませんが、それにより望ましい性格特性になることは稀です。どちらかというと、悪化することが多いので脳を大切にしたいですね。


いずれは遺伝子工学などで望ましい脳を持つ子供が生まれたり、リーダーにふさわしい脳に作り替える遺伝子療法などが開発される日がくるかもしれません。あなたはその治療を受けたいと思いますか?


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